basyouu’s diary

さあ、これからです。

音楽ってなんだっけ

こんばんは。お久しぶりです。
これから、今後のあなた様の人生にとって、一切ためになることがない2分間をお届けします。
注意深くブログを閉じましょう。

さて、ここ最近1~2ヶ月ほどブログの更新がとまっており、数人の方から
「ワレ、はよ更新せんかい」
的な事を言われたので、ブルブル震えがらキーボードをカタカタしているところでございます。


確かに、1~2ヶ月前に比べて週末オナニーをする頻度が高くなりつつあるとはいえ、少しブログをサボりすぎました。反省しております。yeah





2日前に会社の同期と先輩で飲みに行きました。
そこで、先輩からある曲をすすめられ、「感想をブログに書かんかい、ワレ」と言われたので書くことにしました。

ちなみに、その先輩の音楽に対する姿勢は先鋭的で、「ミスチルは嫌い」「歌詞にメッセージ性はいらない」「日本語は小節と小節に音をはめ込むのが難しい」
と、中学の時音楽の評定が2であった先輩は、音楽に対する熱いメッセージを我々に吹っ掛けてきた。

ミスチルというTHE・メッセージ性の強いバンドが大好きな僕にとっては、先輩の言っていることが理解しがたいものだったので、いぶし銀な表情で「なるほど」といっておいた。


(そういえば、Twitterで「ミスチルの桜井に自らの気持ちを代弁させている男はカス」っていうツイートをみたことがあったが、今思えばその先輩なのではと疑っている)


で、家に帰りその曲を聴いた。
僕は震えた。
今までの音楽の世界を540°ひっくり返すような衝撃的なものであった。

それは、ありふれた陳腐な表現で「愛」や「友情」をハーモニィーに乗せるそこらのB級アーティストとは、明らかに一線を画していた。




歌手の壮絶な生い立ちからあふれ出る人間としての強さ・優しさ・包容力。
聞くものを納得させる力強い論理展開、現代社会にはびこる無差別テロ、拡がり続ける格差・貧困問題、孤独社会等の社会システムに関する批判的な意見かつ明確なアンサー。
それだけではない。決して驕ることはなく常に自問自答を繰り返す謙虚な態度。これほどまでに、素晴らしいメッセージが歌詞に盛り込まれている。

さらに、これらの歌詞が軽快なハーモニー、そして熱いバイブスに乗せられ聴くものを魅了する。




あ~みんなにもきいてもらいたい♡
はやくこの世界観を共有したい。









出だしはこうだ

おーううぇーん瞑あーらさっちゅ Way a そーれー峯圓冥
おーううぇーあーれそー円ちゅーあん Moーい
We spare shull feh a shuweh 医療隊マッカラ号
立派な拳法界 正方位
Read more at: http://lyrics.jetmute.com/viewlyrics.php?id=721789

www.youtube.com

味わって頂けただろうか。

凡人では、到底理解しがたい圧倒的なオノマトペ
もはや、オノマトペなのかすらも定かでない。
センテンスのみならず、一つの単語をとっても何ひとつ理解不能である。
ふむ、非常に未来的だ。


聴くもの圧倒的置き去りにした上でさらに曲は続く。

うぃーんれーいアレっせい 阿部ん じゅっFey and you ふぉぃ ア圍リスPOW When 鳴れっセイAn Loi.
Bond you who!!!!!!!!!!!!!!

ウェー(アドリブ)わおわおわー家ーるらい
Biss Pan Day ie わおわおわー家ーるらい
びすぱんでい

どうだろうか。

ってかどうだこうだとかそんな次元ではない。
意味が分からなすぎる。

唯一、歌詞カードをみてわかるのが理解できる単語が

「阿部」

しかし、その「阿部」になぜか「ん」がついている。
この「阿部ん」という造語になった瞬間一切意味がわからない。

人の名前に「ん」がついて、意味が成立するのは、現在では「藤田ニコル」のみである。


てか、もうここまでくると歌詞がどうだとかそんなことは馬鹿らしくなっているだろう。

歌詞などどうでもいい。






一回、あなたもこの35世紀型の音楽を聴いてみてはどうだろうか。

ではでは

秋に憤慨している

皆様、こんにちは。
いやー秋になりましたね。
街を歩けばクールビズも終わりネクタイ・ジャケットを着用するサラリーマンには一切目をくれず、ニットを着用する女性の誇張されたおっぱいから
「あ~秋だな♡」と風情を感じながら一人恍惚の表情を浮かべ颯爽と歩く青年が私です。


さて、突然質問なのですが、皆様秋といえば何を思い浮かべるでしょうか?
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食欲の秋、睡眠の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、行楽の秋、音楽の秋、、、
色々ありますよね。

秋は、気温もちょうどよく何をするにも適している季節なんです。

あれ、一つ抜けていましたね。




そう、「性欲の秋」



皆様は、性欲の秋ということ聞いたことがありますでしょうか?



私は一切聞いたことがありません。今、作りました。



っていうかそもそもなんですが、おかしくないですか。秋に性欲がないの。


人間の三大欲求の食欲・睡眠・性欲において、食欲の秋、睡眠の秋はあるのに、なぜ性欲の秋はないのでしょうか?

音楽の秋、芸術の秋、読書の秋はあって、なぜ性欲の秋はないでしょうか?

「秋」はちょっと失礼じゃないですか?
何をするにも適している季節ってアピっているくせに、性欲を仲間はずれにするの。




私の24年の人生において、いまだかつて、
「音楽を聴きたい、芸術的作品を見たい、小説を読みたい」という欲求が「えっちしたい」という高貴な欲求を超えたことが一度としてありません。

性欲は私の中で常にトップに君臨し続けています。たまに、食欲、睡眠欲、排便欲には負けますが、それでも基本的には性欲がトップです。

性欲は、ビジネス界でいえばジョブズ。陸上界でいえばウサイン・ボルト。車で言えばポルシェ。山界で言えばチョモランマです。
つまり性欲とは、ポルシェでチョモランマを登頂するジョブズを追走又は、並走するウサイン・ボルトと言えます。式にするとこうです。

性欲=チョモランマ+(ジョブズ+ポルシェ)+ウサイン・ボルト




ジョブズ+ポルシェ)は「富豪の象徴」と置き換えが可能なので、代入するとこうなります。

性欲=チョモランマ+富豪の象徴+ウサイン・ボルト




ここで、富豪の象徴とは、何かということに興味が出てきましたので式を変換します。

富豪の象徴=チョモランマ+ウサイン・ボルト-性欲





まだ、式の意味がよくわかりません。検証しましょう。
ウサイン・ボルト-性欲に着目します。
ウサイン・ボルト-性欲というのは、「ただ縦横無尽に高速で移動するタンパク質の塊」

すなわち、ゴキブリと言えます。

富豪の象徴=チョモランマ+ゴキブリ




上記の式より、
「富豪の象徴とは、チョモランマに生息するゴキブリである」という事が判明されました。

富豪の象徴とは、30カラットのダイヤモンドでもなく、プライベートジェット、プール付きの豪邸でもなく、ヒマラヤ山脈に生息するゴキブリなのです。




あれ、何の話してたんでしたっけ?

あー、でも割と好きですよ。秋。



ではでは。

私のおじいちゃん

こんにちは。
最近非常にお盆ですね。非常です。
こんな時は、家でガンガンにクーラーをかけながら、キンキンに冷えた麦茶を飲みながら、ポリポリ鼻くそをほじほじしながらモグモグしつつ、甲子園をみるのが最高の贅沢ではないでしょうか、
ガンガンキンキンポリポリモグモグ。

さて、お盆と言えば親戚一同が顔を合わせ、怒涛の大近況報告大会が始まりますよね。
僕の家でも、お盆には、親戚一同が祖母の家に集合し、近況報告をしながらキリンビールを飲むのがお盆の定番です。


さて、今回は、私のおじいちゃんの話をしたいと思います。
特別オチがあるわけでもなく、ただおじいちゃんのひととなりを紹介します。

「お前のじいちゃんの話とか興味ねーよ」という意見もあるかと思います。はい。その通りです。
そんな方は、眉間に皺をよせながら慎重にブログを閉じましょぅ。



私のおじいちゃん

昭和7年生まれ。現在86才。さる年。
名前は「正義(まさよし)」
今の時代に生まれていたら、恐らく「ジャスティス」と名付けられたはずです。
おじいちゃんは、名前の通り非常に正義感の強い人間かどうかは、一切わかりません。

しかし、名前の「正義」からわかるように、ひとつ確実に言えること。

それは地毛の9割が無いということです。
流行のヘアスタイルなのか、トレンドなのか、彼のポリシーなのかは分かりませんが、とにかく髪の毛がありません。


私のおじいちゃん

おじいちゃんは昔よく名言を言っていました。
例えば、こんなの。

「物を買うとは現金で買え」
by Masayoshi


現金で買った方が、お金を払った感覚があり、お金の価値や、ありがたみを感じることが出来るからだとの思いだったのでしょう。
そんな、教えを受け育った私。


買い物といえば、もっぱクレジットカードと電子マネーAmazonやメルカリでの買い物が中心となり、コンビニで現金を払う行為すら面倒くさくなっています。
現代のテクノロジーの恩恵を贅沢に使いこなしている生粋のゆとり世代でございます。


また、社会人になってから、糞を2回もらした私。
そんな時、おじいちゃんのこんな名言が浮かび上がってきました。

親の死に目に会えなくても、うんこはしろ
by Masayoshi♡

親が死ぬというどんな一大事でも、糞の優先度は最上位であるという教え。
糞を漏らして、身に染みて実感しました。

この教えは現在のビジネスシーンでも役立つものと思われます。
日々膨大なタスクに追われるビジネスマンにとって、いかなる状況でも糞のプライオリティは高いと肝に銘じましょう。


そんなおじいちゃんは、現在大人用おむつで生活をしています。
アテント 夜1枚安心パッド ムレを防いで長時間吸収 4回吸収 45枚 28×49cm テープ式用 【寝て過ごす事が多い方】
ライフリー パンツ用尿とりパッド ズレずに安心紙パンツ専用 2回吸収 36枚


おじいちゃんから教えてもらったのはこの2センテンスのみです。



私のおじいちゃん

好きな食べ物は、肉とピザ。食事内容だけ聞けば、20代アメリカ人と相違ありません。
決しておじいちゃんは、アメリカに住んだこともなければ行ったこともありません。
昔、おじいちゃんの家にホームステイの外国人が泊まりに来た時、その人に対して饅頭(まんじゅう)の事を、ミリオンテンと言ったレベルです。


つまり何が言いたいかというと、それくらい肉とピザが好きだと言うことです。


以前、おじいちゃんの家で宅配ピザを頼んだことがありました。
おじいちゃんは、もう食事を終えたため、入れ歯を外し歯磨きをしていました。
(前歯に関しては1本もありません。)


そこに、運ばれてきたトローリチーズの熱々の美味しそうなピザ。


おじいちゃん。テーブルに近づき、右手でワンピース持つ。





パクリ












さあ、歯がない状態で、熱々のピザを食べると一体どうなるか皆さんはご存知だろうか。




そう、「鬼のように熱い」のだ。鬼がどれくらい熱いかはわからない。とにかく鬼である。


おじいちゃんは悶絶の表情を浮かべながら、歯茎にくっついたチーズを必死でとっていました。



私のおじいちゃん

今こそ体力的衰えがあり、若いとき程行動的でないにせよ、非常に多趣味だったそうです。

卓球、マラソン、バドミントン、社交ダンス、畑仕事等、非常に多くの活動をしていました。


ラソンをそもそも始めた時期が50?才頃らしく、その始めたきっかけは、健康のためとかそんな高尚な理由ではなく、
「マラソン選手が給水シーンで、水を口に含んだ後、ポイっと容器を路上に投げ捨てる姿がかっこいいから」
だそうです。始めた動機が素敵です。濡れます。



私のおじいちゃん。

86歳でありながら社会的な問題にも精通しています。
親戚一同で、テーブルを囲んで最近「セクハラ」や「パワハラ」とか色んなハラスメントが社会問題になっているよね~と話していました。

すると、普段口数の少ないおじいちゃんが珍しく会話に入ってきました。

おじいちゃん:昔はな、外にいて雷が鳴ると、近くの木に隠れたんだわな。そんで、その木が桑の木だったんだ。だから、昔の人は落雷とか災難を避けるとき、「くわばらくわばら」と唱えるんだ。

親戚一同:「くわばら」はハラスメントちゃう


この天性のボケのセンス。いや、もはや、ほんとにぼけているとも思われます。真相は闇の中です。


私のおじいちゃん

ここ数年でかなり耳が遠くなってきたおじいちゃん。会話をするのも一苦労です。
左耳では音を感じることができません。まさしく無の境地。おじいちゃんの左耳の前ではどんな爆音も意味を成しません。


たとえ、おじいちゃんの左側に、タンクトップに短パン、足元はナイキのエアジョーダンをはいた髪の毛をあみあみにしたラッパー気取りのHIPHO金髪野郎が肩にラジカセを担ぎながら爆音でビートを流し、「YeahYeahYeah」と言っても気づきません。

そんなおじいちゃんを攻略するポイントは、


会話をするときに常に右側に回り込む。この1点。



そして、いつもより通常より2倍のボリュームで、かつ1/2倍のスピードで話すことも攻略のポイントです。


それでも、会話をするときは、投げかけた言葉に反応するまで約10秒以上時間がかかります。衛星放送を見ているかのような、タイムラグがあります。気長に待ちましょう。


私のおじいちゃん

トボトボと歩くおじいちゃん。
その速度は、秒速50cm。ダルマさんが転んだをやらせれば恐らく無敵でしょう。ただ、恐らくおじいちゃんはダルマさんが転んだをやったことはありませんし、これからもやる予定はありません。
動物界で例えるなら、歩くスピードは、ナマケモノに匹敵します。


また、おじいちゃんはよく自転車に乗ります。
自転車というテクノロジーを手にいれたおじいちゃんは、信じられないほどのスピードを手に入れ、なんと秒速2m、普段の4倍の速さで移動します。



この秒速2mが一体どれほどのものかというと、一般人の平均的な漕ぎと比較した場合、半端なく遅いです。超ノロノロ運転です。
足の旋回運動は、まるで水中でペダルを漕いでるかのようです。



さて、これほどのゆっくりとした足の旋回運動で自転車を漕ぐと一体どうなるでしょう?


そう、半端なく左右にぐらつきます。
周囲からは、酒を飲んで蛇行運転をしている老人にしか見えない事でしょう。


また、これほど高い自転車の操作スキルをもっているおじいちゃんは、毎日、家の近くにある大江川に7回ほど自転車をこぎに行きます。


地域の人からは「大江川の神」と崇められています。
あまりにも大江川に行くため、たまに体調が悪くて行けない日が続くと、「最近見ないけど大丈夫?」と大江川近くに住む住民から連絡が入るそうです。
そして、毎日大江川に行っているため、半端なく日焼けしています。その暗褐色の肌色は、セネガル人をも彷彿とさせます。

皆さん。大江川周辺で信じられないほど蛇行運転をしている、周りから「神」と黄色い声援を浴びながら、ピザを苦悶の表情でほおばるセネガル人風の男性をみかけたら、








それは、間違いなく私のおじいちゃんです。



あと、ネタが1086個ほどあるのですが、そろそろ終わりにします。
私の脳がおかしくなってきましししfえsえういいdあsfdたたた。


こんな記事を書いてたら平成最後の夏が終わりそうです。



ではでは

大人の階段を上った日②

昨日の続きの話。
まずは、下記の記事から読むことを、これでもかというほど強くお勧めする。

basyouu.hatenadiary.com

我々3人は、それぞれカクテルを飲んでいた。
どこか大人な雰囲気に、低俗な話していけないような気がして、何を話していいか分からず沈黙していた。


ここで、別の友人がバイトから終わったため合流することになった。

僕は、店の場所が分かりづらいので、友人を迎えに行った。

店に入り、席についた友人は、何も知らない様子で、マスターに言う。
「メニューをください。」

我々は、メニューはないと彼に教えた。
少し悩んだ友人は、しばらく黙り、マスターに言う。












ウイスキー、ロックで。。。一番安いやつ」












彼の気取らない注文に、僕は関心した。

僕は、かっこつけてジンフィズを注文したのに、彼はウイスキーオンザロック
無理にかっこつけるのはかっこ悪いと僕に教えてくれるかのようだ。


彼は、その安いウイスキーオンザロックを静かに飲んだ。

2杯ほど飲んだ我々は、そろそろ、低級な話の出来ない雰囲気に耐えられなくなり、店を出た。


店を出て、次はどうしようかと話をしようとしたとき、突如、友人(ウイスキーオンザロック)が僕に言った。













「ふざっっっっっっっっっっけんなよ!!!!!」


「どうした、オンザロック?」


「まじで、ふざけんなよっっっっ!!!!!!」

「んん、どうした?」

最初は、オンザロックが冗談で何か僕に言おうとしていると思った。



しかし、オンザロックの声色、充血した目、口元のわずかな震え、眉間の皺、額から流れる汗、股間の膨張具合から総合的に判断すると、どうやらオンザロックはマジ切れしているようだ。



















「バショウ!最初の一杯目は、俺はビールが飲みたいんだ!!!!!??!!??!!!!!」















サイショノイッパイメハビールガノミタイ☆
だと?









うん、イマイチ意味が分からない。
恐らくだが、彼は最初の一杯にビールが飲めなかった事実に怒っているのだろう。


ただなぜ、最初の一杯目がビールを飲めなっかだけであれほど怒るかは、今の所分からない。


そもそも、彼が一番最初に飲むドリンクがビールでなければいけないという美学すら、僕は知らない。


もしかして、
彼の親父がサッポロビールで働いており、「男は黙ってサッポロビール」というビールの英才教育を幼少期から叩き込まれており、最初の一杯目にビールを飲まないと暴力が飛んでくる星飛雄馬的な家庭で育った、とんでもないビールエリート一家なのか?


今の所、理由はわからない。
ただ、総合的に判断して、彼の行為は完全に「理不尽」だと断言できる。理不尽の塊といってよい。
もはや、理不尽の上位概念に彼があり、世の中の理不尽はすべて彼発の可能性も考えられる。King of Rifuzinn







ここは、反論しよう。
「そんなビールが飲みたかったら、頼めばよかったじゃん」













「あの雰囲気でビールを頼めるわけないやろううっっ、ダセエジャン!!!!!!!!!!!???!?!?!!」

彼は、キレた様子で僕に言い放つ。








あの雰囲気でビールが頼めるかどうかは、確実に僕の責任ではない。彼の意志次第だ。


彼は、ホントはビールを飲みたかったが、かっこつけて普段飲まないウイスキーをロックで頼んだ。

先ほど彼の事を気取らない人間と言った自分に、渾身の右アッパーをおみまいしたい。





今思えば、彼はお酒を飲むと奇行にでる。
基本、お酒を飲むと、立チションをする。
田んぼ、車道の真ん中、電柱、友人宅のマンションの5階ベランダ、ある時はN駅前ロータリーのシンボルアートに尿をぶっかけ、自らとアートと融合させ、別のアートを創作しようとする姿勢は、アーティストすら彷彿させた。



これら、あらゆる所に尿をぶっかけ、自らの縄張りを誇示する行動習性は、ほぼ「犬」と相違ない。

巷で流行りになっている犬系男子よりも、本来の犬に近い彼に対して、原宿・渋谷にいる犬系男子は、驚きと焦りを禁じ得ないだろう。




また、彼の聖剣から放たれる尿は、常に力学的法則に従い[y=ax2]の放物線を描き、地面との間に、美しい虹を描く。
なお、この虹は、パラメータaに依存する。彼のペ〇スと地面がなす角度θ、彼の尿の初速度vによって決定されることには留意して頂きたい。




また、彼がN駅のシンボルアートに尿をぶっかけた時は、「俺は将来、N市職員になるから、結局俺がN市の街をきれいにするから問題ない」
という謎の名言を放っている。


確かに彼は、N市の飲食店で酒を飲み、N市の街で尿を足し、N市職員として名古屋の街をきれいにし、N市からお給料をもらう。


そのお給料でN市の居酒屋でお酒を飲み、尿をたし、再び街をきれいにし、お給料をもらう。もらった金は、再びN市の居酒屋で消費され、N市の街に尿として還元され、彼がきれいにする。無限ループ。循環型社会の異端児。



昨今、循環型社会だの地産地消だの、生産と消費を小さなコミュニティで収束させる動きがある。
彼はそれを見事に体現し、生産、消費、排出、清掃に至る流れを全てN市内で収束させる。


一見、立小便という行為も、彼にとっては、ひとつのエコ運動なのである。
エコな男。地産地消の精神。循環型社会の権化。
彼の事をみなこうよぶだろう。地産地消a.k.a循環型社会の権化。チェケエラ。










話はそれたが、とにかく地産地消a.k.a循環型社会の権化が怒っている。理不尽に。
筋の通っていない論理を、あたかも筋が通っているかのように暴力的なロジックで、目の前の僕に、大声でまくしたてる。

「最初の一杯目はビールだあっぁどうmgか!はkkoi!わうdeneeeわaわ!」

論理を成していない主張を、声高に猟奇的に言う奴が一番怖い。


時折彼は、自らの論理に欠陥が生じ、論理だけでは相手を倒せないと分かると、「大声」というパワープレイで押し切ろうとする癖がある。恐らく今回はそのパターンだ。


なんやかんや言い合いしたあと、
結局は、「ビールを一杯目に飲めないような店を選ぶバショウが悪い」ということになった。

僕は、口論に負け全力で機嫌を損ね、「もう帰るわ~」と言う。


僕が機嫌を損ねたこともあって、彼も冷静になり僕をなだめる。周りの友人らも僕をなだめてくれて、結局は相席屋に行くことになり、すぐ仲直りした。





●今回の一連の出来事から学んだこと

・一杯目に飲むドリンクは人によって、強いこだわりがある。

・一軒目にバーを選ぶと、激怒される可能性がある。

・バーでは、皆、かっこつける。

・駅前のシンボルアートに、尿をかける行為は、市の職員といえども許される行為でない。当然アートでもない。

・立ちションは循環型社会とは、何ら影響ない。

こうして、我々は大人の階段を上った。



ではでは

大人の階段を上った日①

大学3年生の頃、友人ら3人とバーに行くことになった。

僕は、二十歳になってからというもの、少し一人になりたい時や、物思いに耽たい時、恋人とうまくいかなかった時、なんとなくマスターと少し会話をしたい気分の時に、バーに立ち寄るということは、一切なく、バーと無縁の学生生活を送ってきた。

 

本当の理由は、大人の世界を体験して、「自分もこういうお店にはいれるようになった」と自己陶酔に浸りたかったからである。

 

 

僕は、少し小洒落た感じの隠れ家的な場所に立地する、いい感じの雰囲気で、いい感じのクラシック音楽が流れており、いい感じのマスターが、いい感じの手つきでシェイクをしつつ、いい感じのカクテルを出し、いい感じの常連さんといい感じの会話をしていそうな、いい感じのバーをGoogleで探した。

 

当日、我々はそのバーに、独特の緊張感を持って向かった。

無駄に重厚な扉を開けた先には、バーカウンターが8席程あり、そのカウンターの奥の壁面には、何百何千はあろうかという、ウイスキーやブランデーやリキュールやらの酒瓶が壁面一杯に鎮座していた。

そして、バーカウンターの奥に40代中盤と思われる男性がパリッとした白シャツに、少し白髪交じりの顎鬚を蓄えて、おじいちゃんが読書する時のような眼鏡をかけて、こちらを見ていた。


 

カウンター席に案内された、バー童貞の3人は、マスターにメニューを下さいと言った。





「うちにメニューはありません」





困惑するチェリーボーイズ
必死で、脳内から今まで出会ってきた数多のカクテル達の姿を思い浮かべる。

カシスオレンジ、カシスソーダスクリュードライバーカルーアミルク、、、、



「くっそ、お前らじゃねええええ」



これらのカクテルは、よく分からないけど、渋いバーで注文するものではない気がした。
このようなカクテルを注文した暁には、我々のバー童貞ぷりを露呈し、マスターになめらるだろうと瞬時に判断した。

好きなサザンの曲は?と聞かれた時に、サザンに詳しくないやつが「TSUNAMI」と言う、あの感覚である。




だが用意周到の僕は、こんな時のために、あらかじめ通っぽく聞こえるカクテルを下調べしておいた。
それは、何か?














「ジンフィズ」だ。

僕は、ジンフィズが何かはよくわからない。
ただ、通が頼むカクテルであることをネット記事で見た。

ジン・フィズは、1ヘンリー・ラモスが初めて作ったとされている。フィズ (fizz) とは、ソーダ水の泡のはじける「シャーッ」という音を表す擬音語である。スピリッツやリキュールに甘味(砂糖)、酸味(レモンなど)を加えてシェークし、ソーダ水で割った飲物

Wikipediaより

ジンフィズは、ジンとソーダ水から作られるカクテルであり、そのシンプルさ故、マスターの技術が一番よくわかる飲み物で、その店の実力がジンフィズに集約されているといっても過言ではない。


僕は、隣で悩んでいる二人を横目に、自分の方がカクテルに対する知識が豊富だという一種の優越感に浸っていた。

そして、いつもより2オクターブ低い声で、かつ戦場カメラマンの渡部陽一さんを意識し、ゆっくりとした動作でマスターに注文する。

「すいません。ジンフィズ一つ」


するとマスターが、
「ほー、いきなりジンフィズを頼むとは、なかなか玄人ですね。さぞ、色々な所でお飲みになってきたんですか?」

といったような表情でこちらを見た。


さっそくマスターは、シェーカーに何かしらの液体と氷を、こなれた手つきで投入していく。

そして、タフィ・ローズばりにシェイクした後、ジンフィズをグラスに注ぎ、僕の目の前に置く。

2007 6 13 オリックスvs読売 タフィ・ローズ 21号ホームラン



僕は、まずグラスに触れ温度を確認し、表面の炭酸の抜け具合を鬼のような形相で確認し、そして匂いを嗅ぐ。

この動作を終えテイスティングに入る。深呼吸をした後、少し遠方を意識し、一口ゴクリ。
口の中に入ってきた液体を、舌の上で丁寧に踊らせ、アルコールのボリューム感を確認した後、ジンの爽やか香りを鼻から抜けさせる。


なるほど。わかるよマスター。さすがにわかる。私には、他の店との違いがね。これは、今までのジン系のカクテルの中で、圧倒的にアルコール度数が強い。














一切、この店のジンフィズの実力はわからなかった。
しかし、我々は確かに大人の階段を一段上った。



さあ、次は、マティーニでも頼もうか。

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ではでは

 

 

今回の記事は非常に駄文である

少し蒸し暑さが残る7月の夕暮れ時、スターバックス豊島園店で、ボサノバ風のミュージックが流れる中、優雅に足を組み、
村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を右手に持ち、ブラックコーヒーをすすりながら、ノマドワーカー気取りのジャルジャル後藤チックの聡明な青年をみかけただろうか。

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)


その男は、間違いなく私である。


しかし、その男は、突然読んでいた本を閉じ、いきなりボカボカと文章を打ち始めたのは、一人のセクシーな女性が店内に入ってきたからである。


「セクシーな女性」は、たくさんいるけれども、その女性はそんじょそこらにいる美人とは、一線を画す、がちもんのセクシーな女性であった。
均整のとれた顔つきは新垣結衣のようであり、はっきりした目鼻立ちはローラのようであり、ぷっくりした下唇は石原さとみのようであり、色気はアンジェリーナジョリーのようであり、また、何とも言えないアンニュイな雰囲気は、アンジェラ・アキのようであった。
総合的に判断して、少しセクシーなアンジェラ・アキであった。


また、彼女の薄ピンク色の半袖のサマーニットは、彼女のボディーラインを露わにしており、Fカップ以上は確実にあった。
彼女は、その見事なおっぱいから湧き出る圧倒的な自信、余裕さを周りにふりまきながら店内に颯爽と入ってきた。

僕は、二人掛け用の丸テーブルに座っており、彼女は、僕の目の前の別のテーブルについた。


席についた彼女は、自前のタンブラーを手に取り左斜め上を見上げながら、コーヒーを飲んだ。そして、眼鏡をかけて、慣れた手つきでカバンからMacBookを取り出した、。

Apple MacBook Pro 2.4GHz Core 2 Duo/13.3

Apple MacBook Pro 2.4GHz Core 2 Duo/13.3"/4G/250G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/Mini DisplayPort MC374J/A



僕は、しばらく、彼女の様子を観察していた。観察するというようりは、チラ見を繰り返した。

文字を打ち始めたかと思えば、ふと肘をついて画面を凝視したり、スマホをいじったりしていた。
その姿は、どれも美しく、芸術作品であった。


















さて、突然であるがここで非常に残念なお知らせがある。
あまりの突然さに、目ん球が飛び出てしまった読者もいるだろう。


この話の展開についてだが、この後僕が女性に声を掛ける事は一切なく、逆にその女性から逆ナンされるわけでもなく、はたまた女性が急にMacBookをたたき割ることなどない。そう、面白いストーリーは一切発生しない。


今回の記事は、ただ「セクシーな女性が目の前に座った」という笑いが一切発生しないものになっている。この結果について、自らの文章力・構成力の低能さを露呈するものとなってしまい、今後私が日本語を扱う資格はないとさえ考えている。


そして、僕のブログを東京五輪よりも心待ちにしている読者にとっては、大変申し訳ない。
毎度、貴重な読者のお時間を、駄文を読む時間に割いて頂いていたのは感謝する。
そして、今回のような記事になってしまったことは、最低のカスタマーサービスだと自負しており、責任をとって今回でブログを引退しようと思う。




とはいっても、やっぱり文章は書きたいし周りから称賛をされたいので、先ほどの発言は全て撤回する。我ながら非常に利己的だと感じる。


とにかく、今後、面白い文章を書けるよう、今回の反省を生かし今日はオ○ニーをして寝ようと思う。
そう、今日は7月21日であるから。


ではでは













女の子がそーいう気分になっている時がわからない

 

これは、僕が大学3年生の頃の話。

 

 

 

 

 

大学3年生の頃の僕は、いたって模範的な学生であった。なぜなら、学業に関する興味は一切なく、興味のほとんどは「女性にもてたい」という極めてシンプルで強力な感情で脳を支配していたからである。

 

 

そんな僕の大学時代の脳内はさておき

あるとき、僕の数少ない友人の知りあいの「シュウヘイ」に、たまたま合コンに誘われた。

もちろん行くと返答した。

 

 

シューヘイに誘われる際、合コンに来たかったら車を出して欲しいと言われた。まあ、嫌だったが、合コンには行きたいのでOKした。

 

ちなみに、シューヘイは、噂に聞く限り、スーパーモテ男とのこと。確かに、合コン中、シューヘイと女性が接する際の女性の反応を見るだけで、その実力が本物であることが分かった

 

合コンのメンバーについては、男は、シュウヘイ、シュウヘイの後輩、僕の3人。

女性陣は、看護系大学に通う女子大生の3人であった。年齢はみんな二十歳で、僕の1個下であった。

 

正直、当時の合コンの内容については、あまり覚えていないが、ジャルジャル後藤に似ています。と言ったのは、うっすら覚えている。

 

 

僕は、その合コン内でアヤカという子と仲良くなった。

アヤカは、普通の女子大生よりキャピキャピせず、かといって静かすぎもせず、適度に明るく、目がクリクリした子だった。

 

正直、すごいタイプという訳ではなかったけど、話すと普通に可愛いくて友達になりたいなって思った。

 

合コンも終わり、シュウヘイが二次会はカラオケ行こーぜと言った。

 

しかし、女性陣は、それに乗る気ではなく、帰りたいと言った。結局、解散となった。

 

 

そこで、僕とシューヘイで手分けして女の子を各々の家まで車送っていく事になった。

シューヘイの車には女の子2人が乗ることになった。

僕の車には、助手席にアヤカを乗せ、後ろにシューヘイの後輩を乗せた。

 

アヤカの家が遠かったため、まず後輩から送り、それからアヤカを送ることになった。アヤカは大学の近くで、一人暮らしをしているらしい。

 

 

後輩を送り、二人きりになった車内では、アヤカがバイト先の人にめっちゃぐいぐいこられるとか、最近の恋愛事情とか、そんな話をした。

 

 

恋愛偏差値32の僕にとっては、女子の恋愛感情は、現代アートを見てるかのように理解に苦しむものであるため、ほぼ「そうなんだ」と「大変だね」という2つのワードで会話を持たせた。

 

 

そして、向こうがお酒に酔っているのか、夜のドライブのせいか、僕の「そうなんだ」のせいか分からないが、アヤカはとてもリラックスした様子で沢山話をしてくれた。

 

 

 

 

 

夜の12:00頃にアヤカの家に着いた。

 

 

 その場で、普通にバイバイするつもりだったが、僕のスマホの充電が切れていたので、充電器を貸してくれないかとお願いした。

 

アヤカは「わかったけど、部屋を片付けるから待ってて」と言った。

 

僕は、充電器を借りるだけだし、部屋が汚くても別に気にしない。とか、思いながら車内で待つことになった。

 

15分後くらいして、アヤカが「入っていいよ~」と言ってきた。

 

充電するのに部屋を片付けないといけないほど、物が散乱しているのかと思った。

 

家に入ると、15分で掃除したわりにはかなり、いや、めっちゃ綺麗じゃんって思った。

 

 

 

さっそく充電器を借りて充電をした。アヤカが「何か飲む?牛乳ならあるけど笑」と言った。

 

 

僕は、「深夜に牛乳飲むとか、成長期の中学生でもあるまいし」とは言わず、普通にいらないと言って断った。

 

 

僕は、疲れていたので、リビングの椅子に座って眠る態勢につこうとしていた。

 

アヤカは合コン時の服装のままベッドにちょこんと座って、下を向いていた。

 

僕は、シャワー浴びたり、パジャマに着替えればいいじゃんとか思いつつ、眠りについた。

 

20~30分して目を開けると、アヤカも疲れていたらしく、ベッドに横たわっていた。

 

僕は、「充電器ありがとう、そろそろ帰るね」と言った。アヤカは外に出て、お見送りをしてくれた。

「今度、ご飯でも行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、翌日、学校にいつもどおり学校に行った。

 

 

そして、シューヘイから衝撃の言葉を頂いた。

 

「アヤカちゃん怒っているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁっつ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Why?」と「What's?」の二つの感情が入り乱れて突如「ふぁっつ?」が口から飛び出した。

 

僕の21年間の人生で一度たりとも口にしたことがない「ふぁっつ?」

 

21年間、余の辞書に「ふぁっつ」の文字はない。と頑なに信じていたのに確かに存在した「ふぁっつ」

 

「ファック」や「ファックス」は耳にしたことあるが、今まで聞いたこともない「ふぁっつ」

 

ふぁっつって何やねんと、僕は冷静さを失っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「アヤカちゃんが怒っているよ」

 

「ふぁっつ?」

 

「家入ったらお前、ヤれよ。女の子だって期待するやろ」

 

 

 

シューヘイ曰く、アヤカからその後連絡が来たらしい。そして、アヤカは、正直そーいう展開になるのを期待していたのに、何もしてこなかったとか、ないわ。とのこと。

 

 

「え。そういうもんなの?」

 

 

 

 

 

 

確かに、よくよく考えてみれば、合コンで会ったその日に、女の子の家に入るというのは、かなりの好シチュエーションだ。

 

女の子にとっても、彼氏がいない一人暮らしは確かに淋しいのかもしれない。

 

そして、たまたまよく話を聞いてくれる相手に、しかもお酒も入っているとなると、そういう感情に陥いることだってあり得なくはない。

 

また、深夜12:00にアヤカが突如勧めてきた牛乳。ジャパネット高田でさえ、深夜に牛乳は押し売りしない。

ということは、あの牛乳も何らかの性のメタファーだったのか。

 

 

僕はシューヘイに言われて、ビッグチャンスを逃したことに気づいた。

 

 

 

しかし、当時鈍感なこの男は「やった、これで充電ができる」という一途な感情で、彼女の家にどさくさとあがった。

 

 

 

 

 

その後、アヤカをご飯に誘ったが何かと理由をつけられ結局は行けなかった。

 

 

 

僕はこの出来事をきっかけに、1つの教訓を得た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「女子が牛乳を勧めるのは、セックスアピールである」

 

 

 

 

ではでは