basyouu’s diary

さあ、これからです。

③半年ぶりに合コンにいったが、不甲斐ない結果に終わったため一部始終をしたためたい(最終)

 

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↑前回編 

 

新宿に降り立った私は駅の東南口で友人らと集合した。

僕は、少し早く着いたので改札を出たとこで友人らを待った。

 

待ち合わせとは不思議なもので、待ち合わせの身になると、普段は全く気にならない、他人の待ち合わせが目につく。

 

「あの人化粧ばっちりだな、彼氏とデートかな。それともマッチングアプリで会った人との初デートかな?」

 

「女の子二組でまちわせか。彼女らも合コンかな」

 

 

こんな、不毛な考えを巡らせているうちに、

友人らと合流した。 

 

 

「今日は、どんなこやろな」

「だれの知り合いやっけ」

「職業は保育士やったよね」

「おっぱい大きいかな」

「保育士って性欲強いかな」

 

 

ひとしきり、友人らと実りある不毛な会話をしたとこでお店に向かった。

 

お店は、地下にあった。新宿らしいB級の外観であった。

店に入ると奥の個室に案内され、そこには、既に女の子が3人座っていた。

 

一番、奥に座っていた子は、目はくりくりで、髪は茶金色のゆるふわポニーテールでベージュのVネックセーターを着ている。女性らしいデコルテが垣間見えた。

彼女は一通りの世間で流行しているメイク・ファッションを理解し、それを体現しているよううな感じだった。

 

そんな彼女の風習は、総合的にみて、まるでドラミちゃんのようだった。

 

Vネックをきたドラミちゃん。ポニーテールのドラミちゃん。そういったとこだろうか。 

 

彼女がドラミちゃんに見えたのは、その体型のせいなのか、ベージュという膨張色を着ているせいかは分からなかった。

 

 

次に、真ん中に座っていた子は、茶髪で前髪パッツンの大人しそうな子であった。服装は、あまり垢抜けておらず、段ボールと同じ色のワンピースを着ていた。

彼女の外見を食べ物で例えるなら"切り干し大根"が一番近い。

 

一番通路側に座っていた子は、黒のピタッとしたタートルネックを着ており、恐らくCカップであった。顔は、動物でいうなら、オカピに近い。

ja.wikipedia.org

 

 

僕は、真ん中の席に座り、対面は切り干し大根になった。

 

合コンが始まった。ビールが人数分運ばれてきて、自己紹介が始まった。

 

まずはドラミちゃんから

「名前はゆかです。保育士しています。趣味は、、、」

 

2千回は聞いたような、ありきたりな自己紹介だった。内容は覚えていない。

 

 

次に切り干しちゃん。

「さきっていいます。保育士しています。好きな食べ物はメロンパンです。」

 

 

 

好きな食べ物は、メロンパン。

IQが低そうで可愛い。

 

 

決して、彼女のことをディスっている訳ではない。

かくいう僕も公な場では、好きな食べ物を「クロワッサン」と明言し、言葉の響きのかっこよさで、自らのかっこよさを暗にアピールしようとしていた時期があり、あまり人の事は言えない。最近は気を付けている。

 

 

順番が僕に回ってきた。

少し緊張していた。

 

「バショウといいます。インフラ系の職業です。休みの日は、パン屋かカフェによくいきます。

好きな食べ物はクロワッサンです。」

 

緊張のあまり封印していたクロワッサンを言ってしまった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へえー」

 

女性陣から感情のない相槌が聞こえる。

 

ところが、一人反応が違う人物がいた。

切り干し大根だ。

 

「私もパン好き!」

 

純粋な反応だった。

恐らく彼女の純粋さと知能レベルは反比例している。

 

 

 

 

「好きなパン屋さんとかあるの?」

切り干しちゃんが僕に質問してきた。

 

 

「恵比寿の○○と、代々木にある○○ってパン屋が好きかな」

僕は、お気に入りのパン屋を教えた。

 

「へえ~、私はね、東京駅の○○ってとこが好きだよ!」

彼女は好きなパン屋について、いろいろとエピソードを踏まえながら教えてくれた。

 

 

なんとなく、パントークが盛り上がってきたところで回りの人間を置き去りにしてしまったようなので、ドラミちゃんにも質問した。

 

「ドラミちゃんは、パンとか好きなの?」

 

目の前の焼き鳥に気をとられていたドラミちゃんの視線がこちらに向く。

 

 

 

 

 

「私はパンも好きだけどお米が好き!」

 

 

 

 

 

 

 

 

お米が好き

 

僕の24年間蓄積した統計によると、白いご飯を「米」という人間は、かなりの確率でそれとわかる体型をしている。

 

 

僕は、続けて質問した。

「へーそうなんだ。お米とあうおかずだと何が好きなの?」

 

「えー、何でも好きだけど、そのまま食べるのが好き!」

 

 

 

 

 

 

そのまま食べるのが好き。

 

僕の24年間蓄積した統計によると、白いご飯を「そのまま食べるのが好き」と言う人間は、圧倒的な確率でそれとわかる体型をしている。

 

 

 

 

「ご飯って美味しいよね~」

僕は、適当に返事をしておいた。

 

 

 

 

 

 

 

とまあ、合コンのハイライトは以上になる。

突然の前触れなきストーリーの終了に、読者は驚きと怒りを禁じ得ないだろう。申し訳ない。

 

 

途中、掘りごたつの下で足をトントンしあい、お互いのことをなんとなく意識しあったり、トイレに立つときにさりげなく肩に手を置かれてドキッとするような場面も、一切起こらず会は波音立てず終了したのである。

 

 

 

今回の敗北の原因は、我々のコミュ力トーク力、笑い、ステータス等で至らなかった点が大きい。

 

しかし、それ以上に私が決してドラミちゃんや、切り干し大根が好きではないことに大きく起因する。てか、それが全て。それ以上の理由はない。

 

 

いや、仮に、私がアニメのドラえもんにでてくる「ドラミちゃん」が大好きだったり、毎食切り干し大根を食べないと体調に大きな影響がでる体だったとしても、ドラミちゃんや切り干し大根を擬人化させたものは決して好きではない。

 

私が好きなのは、美人でスタイルもよく笑顔が可愛くてツンデレで自分にだけデレデレしてくれる、おっぱいが大きい(その上性欲が強ければなお◎)「小倉優香」のような子だ。

 

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てか、小倉優香めっちゃ好きなんだが。

 

 

 

ではでは。