basyouu’s diary

さあ、これからです。

冬にスタバにいくとうんこをもらしたのを思い出す。

忘れもしない。あれは、社会人1年目の土曜日の朝だった。

その日、僕は会社が休みとういうこともあって渋谷駅でホテルバイキングをとったあと、ゆくあてもなく渋谷の街を徘徊していた。
かなり寒かったので、僕はどこかカフェに入ろうと思い、最近若者に絶大な人気のカフェ、その名も「スターバックス」に入ることにした。

僕は、ホットコーヒーを注文した。
スタバのホットコーヒーは、とても美味しい。

ここで、コーヒー素人の私が、スタバのコーヒーについてあえて専門的に説明すると、
まず、豆がそんじゃそこらのものと違う。キリマンジャロ産だ。
しかも、ただのキリマンジャロ産でない。キリマンジャロ山の中でも標高5,000m以上の北部の過酷な気候の環境で育ったコーヒー豆の中から、
バリスタ歴35年の顎髭を蓄えた白髪交じりのおじいが厳選に厳選を重ねた上でさらに厳選を重ね厳選しつくした後、それらの豆を15時間じっくりと丁寧に焙煎した深入りのコーヒー豆である。

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キリマンジャロ
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コーヒー豆

念のため、補足はしておくが、私はキリマンジャロ産のコーヒー豆について一切の知見はなく、さらには「焙煎」「深入りのコーヒー豆」が具体的にどういう事象や状態を指しているか全く想像できていない。キリマンジャロにいたっては、「外国にある高めの山」という認識で、ワタピの中での妄想の範囲、かなり主観的なキリマンジャロになってしまった。

私の中のキリマンジャロについては、本題と一切関係がないのでいったん忘れていただきたい。

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コーヒーをものみおわり、instagramでひとしきり可愛い女の子を探すのにも飽きがきたのでそろそろ出ようと思った。


外は、相変わらず寒かった。
駅にむかって歩を進めた。

その時だった。ふと、腹部に強い衝撃を感じ、ひとつの感情に襲われた。

「あ、うんこしたい♡」

店内の気温と外の温度差による緊急性の高い腹痛だ。
文章では、♡となっているが当時を思い返すとそんじゃそこらの生易しいレベルではなかった。
うんこの緊急度レベルでいうとレベル42くらいであった。

うんこの緊急度レベルを知らないという方のために、WEUの指標を参照して頂きたい。
(World emergency Unnko)

レベル1 
わずかな便意。踏ん張ってみても、便がでるかでないか微妙なライン。違う作業をしていれば、便意のことすら忘れるレベル。
レベル2 
多少の便意。朝ごはんを食べた後に来る程度の便意。トイレにいっておいた方が心理的安心感を得ることができる。
レベル3 
心地よい便意。昼食に豚骨醤油ラーメン餃子セット(ご飯大盛り)を食べた後に来る便意と同程度。全便意の中で最もスマートに便ができる状態であり爽快感も半端ない。
レベル4
 
黄信号便意。あと、1時間程度でOUTな状態。我慢はできるが、日常的な作業、仕事に支障がでる状態。

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レベル10
非常に危険な状態。臀部に力を入れておかないとこぼれおちてしまう状態。便意で顔はゆがみ、眉間にしわがより、眉毛は吊り上がり般若の様子を呈する。自分の顔の表情をコントロールする余裕もない。

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レベル20
このレベルの時に外出していると、トイレのある店を察知する能力が通常の125倍に上がる。

レベル42
性欲、金、承認欲求、権力、時間、愛。あらゆる人間の根幹的欲求の全ての欲求から解放される。このレベルで、突如童顔Gカップの超絶美女(性欲も強そう)が、ふと衣服を脱ぎだしたとしても、「うんこしたい」以外の感情が出ることはない。

以上のことから、レベル42の私の状態がいかに危険であったか容易に想像される。
当時の記憶はないが、恐らく、顔は苦痛でゆがみ、渋谷のギャルには一切目をくれていなかっただろう。
「うんこやべえ~~」以外の記憶がないので、もしかしたら、道の片隅でクラブ帰りのビッチギャルが左乳房をだしながら「お兄さ~ん♡」と言いながら、道玄坂のラブホに手招ていた可能性もある。真相はわからない。


とにかく、非常に切羽詰まっていた。
僕は、一刻も早くトイレを探さなくてはという感情に駆られた。

道路をはさんだ、50m程度先に有名日用雑貨セレクトショップ、その名も「ローソン」を見つけた。
私は少し落ち着きを取り戻した。

店にはいった。トイレはなかった。都心コンビニあるあるだ。
都心のコンビニはなぜトイレがないのか?アダルトコーナーなんかつぶして、トイレをの方が需要が高い。有料だとしてもトイレ使用したい客はたくさんいるだろ。
などという感情は、一切わいてこなかった。
当時の感情は「ローソンFU●K YOU」だった。

一度、トイレチャレンジに失敗したこともあり、精神的にも追い詰められ、レベルは48に上がっていた。

ちなみにレベル48の状態を一言で表すとするなら「覚悟」である。
ここでいう、覚悟はトイレで用を足せなかった場合をかなりリアルに受け入れようとしている精神状態をさす。さらには対処法についてまで考えを巡らせている状態にある。
精神状態は、一般人が通常の生活ではたどり着けない境地に足を踏み入れている。うんこに対して抗うことをせず、流れに身を任す。そんな状態。

さて、レベル48に達したワレお腹の状態を察すると諦めムードが漂っていた。
ふと空を見上げた。
視線はあるお店を捉えた。
「TOWER RECORDS」だ。

この店に入った理由として、コンビニは都心の場合トイレのない可能性が高くヨネスケ方式で何店舗も突撃するのは危険と判断した点。
また、大型の店舗であればトイレ数も多いはずという、スマートロジカルシンキングの末、この店に決めた。
また、お店が大きい分、何階にトイレが設置されているかの判断を瞬時に下さないといけない点。時間の猶予がない点も、十分僕のお腹は理解していた。


まず、お店にはいると、店員さんに声をかけてトイレの場所を聞こうと思ったが肝心の店員が見当たらない。
0.00001秒間「店員FUCK YOU」と心で叫んだ。
ふと、地図を見つけた。その地図には、クリティカルにトイレの位置が示されている。ここから最も近いトイレは3階ということがわかった。








3階を、遠いと感じたのは人生で初めてだった。
また、3階まで安全に登り切れるか不安になったのも人生初だった。恐らく、あの瞬間に3階へ登るのに必死だったのは、日本全国を探しても私だけだったと思う。




エスカレーターに乗った。
ほんとは、歩いて登りたかったが、下手に歩くと「ヤツ」が尻の穴からこんにちはする可能性がかなり高いと直感的に感じたので安静にした。


なんとかして鬼の形相で、3階にたどり着いた。途中走馬燈を見た。
ようやくトイレを見つけた。
うんこレベルは61に達していた。

レベル61に達すると、トイレのピクトグラムに愛情を感じるようになる。


トイレを見つけた私は、慎重に歩を進めた。ここで歩のスピードを速めるとヤツの術中にはまっしまう。
私は冷静だった。



残り10m。

ここにきて、今まで戦い抜いたプレッシャーからの解放なのか、一気に安心感がこみ上げる。
と、同時に急激に便意が上昇し、一気に臨界点まで達する。



残り5m



やばい。やつが来る。

僕は、最後の策を打った。ベルトをとりながら、チャックを開け個室に向かって走った。
大便がもうこんにちはすると同時に、アナルの発射角内に便器を捉えればよい。
便器に座る時間すら惜しい状態だ。

僕は、個室にはいった。鍵はしめなかった。しめる余裕はなかった。

作戦通り、アナルが便器を捉えているのを把握した。
あとは、やつがこんにちはする前にズボンとパンツをおろせば、勝負に勝てる。
勝てる、勝てるぞ!KATERU☆ZO!!!!!!!!!!!

















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僕は、パンツとズボンをすべて脱いでいた。
右手には大量のトイレットペーパー。けつから太ももにかけてひんやりとした液体の感覚を感じていた。
履いていたパンツは、ヤツで湿っていた。

僕は、勝負に負けた。



不思議と悔しいという感情はなかった。
残ったのは、圧倒的な爽快感。んん~っすっきり♡






と、2018最後にこんな記事で終わってしまった。
不快感と便意に襲われてしまった方には、申し訳ない。
年末に書くような記事でもなかったかなとなんとなく感じている。


2018年を振り返ると、こんな変な文章でも何人かの方から声をかけてもらうようになった。(全員身内w)


「あなたの文章で人生がかわった」「私もバショウさんのようになりたい」というような声は一切聞いていないが、
多分、皆の照れだと思っている。恥ずかしがらず、どんどんコメントして私の承認欲求をくすぶってほしい。




2019年も、皆様のためになる記事は一切書かず、しょうもない記事を書いていきま~す☆
2019年もよろしくお願い致します。



ではでは